墨田区の英語教育まとめ|ネイティブ講師の授業から中学生の海外派遣まで、保護者が知っておきたいこと

2026年10月20日 · @Bebai

「墨田区の小学校って、外国人の先生の英語の授業はあるの?」 「中学校に上がったら、英語でどんな体験ができるの?」

墨田区にお住まいの保護者の方から、こうしたご質問をいただきます。子供英会話家庭教師ビバイ(bebai)のMaiです。

墨田区立小学校の英語の特徴は、英語を母語とする講師「NT(ネイティブティーチャー)」が授業に入ることです。中学校では、両国にある大学と組んだイングリッシュ・キャンプや、オーストラリアへの海外派遣など、英語を使う体験も用意されています。

30秒でわかる、この記事のポイント

  • 5・6年生は、英語の授業の約半分にネイティブ講師が入る。 区が設定するNTの時間は5・6年生で年37時間。英語の授業(年70時間)のおよそ半分です。3・4年生は年20時間です。
  • 1・2年生は、区の資料にNTの授業が見当たらない。 英語の授業が始まる3年生までの2年間は、家庭の出番です。
  • 中学2年生は「英語を使う」学年。 全員がTGGで英語の体験学習。夏には大学で5日間のイングリッシュ・キャンプ、オーストラリアへの海外派遣(各中学校から男女1名ずつ)もあります。
  • 英語の差は中学で開きやすい。 区の調査で英語が「学力低位層」に入る子は、小学6年生で16.5%、中学3年生では41.3%でした(令和7年度)。

小学校のうちに何をしておけば、中学で英語に困らないか。区の資料をもとに整理しました。

墨田区立小・中学校の英語、学年別の早見表

墨田区には区立小学校25校、区立中学校10校があります。区の「教育委員会の点検・評価結果報告書」をもとに、学年ごとに整理しました。

学年国の基準(学習指導要領)NTの授業(区の設定、令和6年度)区の主な取り組み
幼児――区内の幼稚園・保育園などで英語活動体験。幼児〜小学校低学年向けの英語動画も配信
1・2年生英語の授業はなし区の資料に記載なし幼児〜低学年向けの英語動画
3・4年生外国語活動 年35単位時間(週1コマ程度)年20時間「聞く」「話す」を中心に英語に慣れ親しむ
5・6年生教科「外国語」 年70単位時間(週2コマ程度)年37時間6年生で区の学習状況調査(英語)
中学生英語科 年140単位時間(週4コマ程度)年29時間英語は一部で少人数指導。2年生でTGG・イングリッシュ・キャンプ・海外派遣

※NTの時間は、区が設定している年間の配置時間数です。学校によって運用が異なる場合があります。最新の内容は学校からのお知らせでご確認ください。

区が行った英語教育の意識調査では、「児童・生徒はNTの授業を楽しみにしている」と答えた先生が、小・中学校ともに100%でした(令和6年度)。

NTの授業を、数字で見ると

NTの時間を、ふだんの時間割に置き換えてみます。

  • 3・4年生:週1コマの英語のうち、NTがいるのは2回に1回を少し超えるペース
  • 5・6年生:週2コマの英語のうち、NTがいるのはおよそ週1回
  • 小学校4年間でNTと過ごす授業は、合計で約114時間(20時間×2年+37時間×2年)
  • 中学生:週4コマの英語のうち、NTがいるのは月に3回ほど

小学校ではネイティブの英語にふれる機会がたっぷりあります。一方、中学では授業の大半が日本人の先生との授業になり、文法や読み書きの比重も増えていきます。

区の学習状況調査では、英語が「学力低位層」に入る子の割合が、小学6年生で16.5%、中学3年生で41.3%でした(令和7年度)。学年も問題も違うので単純には比べられませんが、中学で英語につまずく子が増える傾向は読み取れます。区も目標を30%以下に置いて、取り組みを続けています。

授業以外にもある、墨田区の英語の機会

墨田区で英語を「使う」体験が集中するのは、中学2年生です。小学生の保護者の方は、中学で待っている機会を知っておくと、今のうちに準備したいことが見えてきます。

取り組み対象内容
幼児の英語活動体験区内の幼稚園・保育園など幼保小中一貫教育の一環。令和6年度は39園・633人が参加
TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)での体験学習区立中学校2年生の全生徒江東区青海の体験型英語学習施設で、英語を使って過ごす。事前学習ではNTと一緒に課題に取り組む
イングリッシュ・キャンプ区立中学校2年生の希望者(令和6年度は40名募集)両国のレイクランド大学ジャパンで5日間。英語のアクティビティや発表会を行う通学型の留学体験
地域クラブ活動「英語部」区立中学生レイクランド大学ジャパンの教員・学生と月2回交流。約80人が在籍(令和8年3月時点)
中学生海外派遣区立中学校2年生(各校男女1名)オーストラリア・シドニーで10日間、ホームステイや現地の生徒との交流(令和6年度)
英検検定料の補助就学援助を受けている世帯の区立中学生英検の検定料を年度内1回、全額補助(令和元年度から)

※幼児の英語活動体験と中学生海外派遣は区の「教育委員会の点検・評価結果報告書」、イングリッシュ・キャンプと英語部は区とレイクランド大学ジャパンの連携協定の発表と区報(令和8年3月11日号)をもとにしています。今年度の内容は学校からのお知らせでご確認ください。

両国にあるアメリカの大学の日本校と組み、区内にいながら「留学体験」ができるのは、墨田区ならではの特徴です。

墨田区の英語を活かすために、家庭でできる3つのこと

墨田区の小学校は、ネイティブの英語にたっぷりふれられる環境です。家庭では、その前後をつなぐ後押しをしてあげてください。保護者の方が英語を話せなくても大丈夫です。

1. 1・2年生の2年間を「英語の音にふれる期間」にする

NTの授業が始まる3年生までに、英語の音に耳を慣らしておくと、授業をぐっと楽しめるようになります。英語の歌を一緒に歌う、絵本の決まったフレーズを一緒に言うなど、遊びの中で十分です。

家での遊び方は「英語は教えるな、遊べ|家庭でできる英語ごっこ遊び3選」もご覧ください。

2. NTの授業を「家での会話」につなげる

3年生になったら、NTの授業があった日に「今日のNTの先生、何て言ってた?」と聞いてみてください。お子さんに先生役になってもらうと、自然に復習になります。先生の出身国を地図で一緒に探すのもおすすめです。

言い間違いはその場で直さず、伝えようとしたことを認めてあげてください。声かけのコツは「子どもが英語を嫌いになるNG声かけ5つ|代わりに使いたい言葉」にまとめています。

3. 5・6年生のうちに「読む・書く」の土台をつくる

中学ではNTの授業の割合が下がり、文法や読み書きが増えます。5・6年生のうちに、教科書の本文を声に出して読む習慣をつけておくと、音と文字のつながりが育ち、中学の英語にスムーズに入れます。

英検を目標にするのも一つの方法です。級ごとに学ぶ内容がはっきりしているので、小学生でも達成感を味わいやすくなります。

学校外の学びを足すなら、「中学への橋渡し」で選ぶ

家庭だけでは難しいと感じたら、学校外の学びを足すのも一つの方法です。墨田区の場合、ネイティブの英語を聞く機会は小学校でしっかり確保されています。判断の軸は、一人ひとりが「話す量」を確保できるか、そして中学の読み書きにつなげられるかです。

英会話教室、オンライン英会話、家庭教師の違いは「英会話教室・オンライン・家庭教師…結局どれが一番伸びる?年齢別に考える」で年齢別に比較しています。

ビバイは、東京都内を中心にご自宅へ伺う子ども英会話の家庭教師です。マンツーマンなので、レッスン時間のほとんどがお子さん自身の「話す時間」になります。小学校5年生・6年生コースや英検対策コースで、中学の英語を見据えた読み書きにも対応しています。

講師は、採用率12%の選考を通ったバイリンガルです。学校ではネイティブの英語にふれ、家庭では自分も英語を学んできた講師がつまずきに寄り添う。学校と家庭で、英語との関わり方を分けられる組み合わせです。指導報告書では、ご家庭での声かけのヒントもお伝えしています。

まとめ

  • 墨田区立小学校では、英語を母語とする講師(NT)が授業に入る。令和6年度は3・4年生で年20時間、5・6年生で年37時間
  • 1・2年生のNTの授業は、区の資料からは確認できない。3年生までの2年間は家庭で英語の音にふれておきたい
  • 中学2年生は、全員がTGGで体験学習。希望者はイングリッシュ・キャンプ、各校男女1名は海外派遣
  • 区の調査では、英語が「学力低位層」に入る子は小6で16.5%、中3で41.3%。中学に向けた読み書きの準備が大切
  • 家庭では、①1・2年生で英語の音にふれる、②NTの授業を家での会話につなげる、③5・6年生で読み書きの土台をつくる、の3つを意識する

墨田区の小学校は、ネイティブの英語に早くからふれられる環境です。その経験を中学の英語につなげるお手伝いができればうれしいです。

「うちの子の学年だと、今なにをすればいい?」というご相談も、無料体験レッスンでお気軽にどうぞ。お子さんの今の英語の様子を見たうえで、学校の英語とあわせた進め方をご提案します。

ほかの区の英語教育については「世田谷区の英語教育まとめ」「品川区の英語教育まとめ」「目黒区の英語教育まとめ」でもご紹介しています。

Mai
ビバイについて、もう少し知りたい方へ

この記事でお伝えしたような考え方を大切にしながら、ビバイでは子どもの英会話を専門とする家庭教師サービスを提供しています。

「どんな講師が教えているの?」「どんなレッスンをするの?」という方は、まずサービス紹介ページをご覧いただければと思います。無料体験レッスンも随時受け付けています。

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