品川区の英語教育まとめ|1年生からの「英語科」と英検助成、保護者が知っておきたいこと

2026年10月6日 · @Bebai

「品川区の小学校は、1年生から英語が教科だって本当?」 「英検が無料で受けられると聞いたけど、何年生から?」

品川区にお住まいの保護者の方から、こうしたご質問をいただきます。子供英会話家庭教師ビバイ(bebai)のMaiです。

結論から言うと、品川区立学校では1年生から9年生(中学3年生)まで、9年間を通して「英語科」の授業があります。国の決まりでは英語は3年生からなので、品川区は全国でも早くから独自の英語教育を続けてきた区です。

この記事でわかること

  • 品川区の「英語科」を、学年別の授業時間と担当の先生で整理した一覧
  • 6年間の時間数が、子どもにとってどのくらいの量なのか
  • 英検の検定料助成など、授業以外に区が用意している英語の機会
  • 品川区の英語科を活かすために、家庭でできる3つのこと

読み終えるころには、お子さんの学年でいま学校が何を教えていて、家庭で何を足すと伸びやすいかが見えてくるはずです。

品川区の「英語科」、学年別の早見表

品川区は平成18年度から、国の学習指導要領に代わる区独自の教育要領で、1年生からの「英語科」を実施しています。小学校・中学校・義務教育学校のどこを選んでも、同じカリキュラムで学びます。区では中学1〜3年生を「7〜9年生」と呼びます。

学年授業時間(年間)主な担当ねらい・特徴
1・2年生35時間学級担任+ALT(外国語指導助手)ALTの英語を聞き、英語の音声に慣れ親しむ
3・4年生35時間学級担任+JTE(英語専科指導員)教材に加え、文字と音の学習や昔話を題材にした学習
5・6年生70時間学級担任+JTE教科書と、系統的な読み書きの学習
7〜9年生中学校の授業時数英語科の教員+ALTオールイングリッシュを基本とした少人数指導、ALTとの授業が年10時間

※時間は1単位時間(小学校は45分)で数えています。 ※2022年の区広報の教育特集号と区の教育要領をもとに整理しました。配置や時間数は年度・学校によって変わる場合があるので、最新の内容はお子さんの学校でご確認ください。

区は1〜4年生を「楽しむ英語」、5〜9年生を「使える英語」と位置づけています。3年生以降は、英語を専門に教えるJTEが担任の先生と一緒に授業をするのが品川区の大きな特徴です。区独自の教材で、昔話を使って語彙を増やしながら、音を大切にした読み書きの指導も行われています。

数字で見ると、品川区の英語は「量」が多い

品川区の小学校6年間の英語の授業は、合計280単位時間です。1単位時間45分で計算すると約210時間になります。

国の基準(3〜6年生で210単位時間、約158時間)と比べると、1・2年生の分だけ約50時間多い計算です。1・2年生の年35時間は、ほぼ毎週1回のペースにあたります。英語の音にふれる習慣が、入学直後から自然に作られる仕組みです。

週1回60分の習い事に置き換えると、約210時間は4年あまりの量にあたります。学校だけでもかなりの時間を英語にふれていると言えるでしょう。

一方で、一人ひとりが話す量には限りがあります。小学校の学級は最大35人です。仮に45分の授業で先生と1対1で話す時間を全員で分けると、1人あたり約1分20秒です。実際の授業ではペア活動なども取り入れられていますが、大人数で学ぶ以上、一人が声に出せる量は限られます。

まとめると、品川区の英語科は、聞く量と、文字や物語を通した積み上げがしっかりしています。家庭や学校外で補いたいのは、自分の言葉で「話す」量と、授業で積み上げたことを使ってみる場面です。

授業以外にもある、品川区の英語の機会

品川区には、授業の外でも英語を使ったり力を試したりできる機会があります。小学生の保護者の方がまず押さえておきたいのは、英検の検定料助成と4年生のキャンプです。

取り組み対象内容
英検の検定料助成区立学校の5〜9年生年1回分の検定料を全額助成。申込は在籍する区立学校を通して行い、英検のサービスセンターや書店、塾などから申し込んだ場合は対象外
ジュニア・イングリッシュキャンプ4年生「楽しむ英語」のまとめとして、すべて英語で行う体験活動。会場は自校か、江東区青海の体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」
品川オンラインレッスン8・9年生タブレットで海外の講師と1対1の25分レッスン
4技能検定9年生聞く・読む・話す・書くの力を測るテストで、9年間の成果を確認
品川区グローバル人材育成塾7・8年生の希望者放課後の少人数英会話レッスン。9月から翌年7月まで全25回、無料。英検3級〜準2級程度を想定
イングリッシュ・キャンプ育成塾の受講生福島県ブリティッシュヒルズでの2泊3日(宿泊型)か、TOKYO GLOBAL GATEWAYでの1日体験(日帰り型)

※対象学年や回数は、区の資料が出された時点の内容です。最新の情報は学校からのお知らせや区のホームページでご確認ください。

とくに英検の助成は、5年生から毎年1回使えます。小学校のうちに「目標の級に挑戦する」経験を費用の心配なくできるのは、大きなチャンスです。

品川区の英語科を活かすために、家庭でできる3つのこと

品川区の英語科は、量も内容も充実しています。だからこそ家庭では、学校の学びを「使う」方向に少し後押しするのが効果的です。保護者の方が英語を話せなくても大丈夫です。

1. 英検の助成を「目標」に変える

5年生から使える英検の助成は、受けるだけではもったいない制度です。4年生のうちに親子で「5年生で何級に挑戦するか」を話しておくと、学校の英語に目的が生まれます。

  • 3・4年生:英検の問題集をのぞいて、どんな問題が出るか一緒に眺めてみる
  • 5・6年生:学校から申込の案内が来る時期を確認し、受ける級を決めて逆算する
  • 合否より「挑戦した」ことをほめる。結果に一喜一憂しすぎないことが、次の挑戦につながります

何級から始めるかの目安は「英検は何歳から受けるべき?現役講師が正直に答えます」で詳しくお話ししています。

2. 物語と文字の学びを、家の絵本につなぐ

品川区の授業では、昔話などの物語を題材に語彙を増やし、文字と音を結びつける学習を進めています。家庭では、英語の絵本の読み聞かせや、短い文の音読でこの学びを続けてあげてください。

同じ本を何度も読むのは、語彙を定着させるうえで理にかなっています(参考:「「もう1回読んで!」には理由があった|英語絵本の繰り返し読み聞かせが語彙を育てるしくみ」)。文字と音のつながりについては「子どもの脳はどうやって文字と音をつなぐのか|フォニックス学習の神経科学」もあわせてどうぞ。

3. 声に出す「量」を毎日少しだけ足す

学校では一人ひとりが話せる時間に限りがあります。家庭では1日5分でも、英語を口に出す場面をつくってあげてください。

  • 1・2年生:ALTの授業で覚えた歌やあいさつを、お子さんに「先生役」で教えてもらう
  • 3・4年生:4年生のジュニア・イングリッシュキャンプに向けて、「名前・好きなもの」を英語で言う練習をしておく
  • 5・6年生:3級から始まる英検の二次試験(面接)を見据えて、身の回りのものを英語で説明するゲームをする

間違いをその場で直すより、英語で伝えようとしたことを認めてあげてください。声かけのコツは「子どもが英語を嫌いになるNG声かけ5つ|代わりに使いたい言葉」にまとめています。

学校外の学びを足すなら、「話す量」と「目標」で選ぶ

家庭だけでは難しいと感じたら、学校外の学びを足すのも一つの方法です。品川区の場合、判断軸は二つあります。学校で不足しがちな「一人ひとりが話す量」を確保できるか。そして、英検の助成など区の制度を目標として活かせるかです。

英会話教室、オンライン英会話、家庭教師の違いは「英会話教室・オンライン・家庭教師…結局どれが一番伸びる?年齢別に考える」で年齢別に比較しています。

ビバイは、東京都内を中心にご自宅へ伺う子ども英会話の家庭教師です。マンツーマンなので、レッスン時間のほとんどがお子さん自身の「話す時間」になります。学校で習っている表現に合わせたレッスンや、英検対策にも対応しています。

講師は、採用率12%の選考を通ったバイリンガルです。自分自身も言葉を学んできた経験があるからこそ、つまずきやすいポイントに寄り添えます。指導報告書では、ご家庭での声かけのヒントもお伝えしています。

まとめ

  • 品川区では1年生から9年生まで、区独自の「英語科」を9年間続けて学ぶ
  • 1〜4年生は年35時間、5・6年生は年70時間。3年生からは英語専科のJTEが担任と一緒に教える
  • 小学校6年間で約210時間と量は多い一方、一人ひとりが話す時間は限られる
  • 区立学校の5〜9年生は、英検の検定料が年1回全額助成される
  • 家庭では、①英検の助成を目標に変える、②物語と文字の学びを絵本につなぐ、③声に出す量を足す、の3つを意識する

品川区の英語科は、9年間を見通してしっかり積み上げられる仕組みです。その積み上げを「使える英語」に変えていくお手伝いができればうれしいです。

「うちの子の学年だと、今なにをすればいい?」「英検は何級から?」というご相談も、無料体験レッスンでお気軽にどうぞ。お子さんの今の英語の様子を見たうえで、学校の英語とあわせた進め方をご提案します。

ほかの区の英語教育については「世田谷区の英語教育まとめ」でもご紹介しています。

Mai
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この記事でお伝えしたような考え方を大切にしながら、ビバイでは子どもの英会話を専門とする家庭教師サービスを提供しています。

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