恥ずかしがり屋の息子が、外国人に話しかけた日

恥ずかしがり屋の息子が、外国人に話しかけた日

― マンツーマン英会話レッスン1年の軌跡 ―

「うちの子、人前で話すのが苦手で…」

英会話を習わせたい気持ちはあるのに、グループレッスンでは萎縮してしまう。
そんなお悩みを、体験レッスンのご相談でよく伺います。

子供英会話家庭教師ビバイ(bebai)のMaiです。
今日は、1年前に出会った恥ずかしがり屋のK君(当時8歳)が、どのように変わっていったのか。マンツーマン英会話だからこそできた、小さな成功体験の積み重ねについてお話しします。

※プライバシー保護のため、名前は仮名です。


初めて会ったK君

体験レッスンの日。
玄関でお母様に背中を押されながら、K君は小さな声で「こんにちは」と挨拶してくれました。目を合わせることができず、ずっとお母様の後ろに隠れています。

「英語どころか、日本語でも人前で話すのが苦手なんです。幼稚園の頃から、発表会では一言も話せなくて…」

お母様は、心配そうに、でもどこか申し訳なさそうに話されました。

「英会話教室の体験にも行ったんですが、他の子たちが元気に英語を話す中で、うちの子だけ固まってしまって。先生からも『グループレッスンは難しいかもしれません』と言われてしまいました」

K君はうつむいたまま床を見つめていましたが、私の鞄から少しだけ見えた英語の絵本に、一瞬だけ視線が向きました。

その小さな興味のサインを、私は見逃しませんでした。


「話さなくていい」レッスンから始める

初回のレッスンで、私が最初に決めたことがあります。

「K君、英語を話さなくていいよ。今日は先生の話を聞くだけでいいからね」

そう伝えると、K君の表情がほんの少し緩みました。

私は英語で天気の話をしたり、色の名前を言いながらカードを見せたりしました。質問はしません。ただ、一緒に楽しい時間を過ごすことだけを意識しました。

30分ほど経った頃、”red”のカードを見せると、K君が小さく頷きました。
それはとても小さな反応でしたが、確かな最初の一歩でした。

レッスン後、お母様には次の3点をお伝えしました。

  • まずは「英語の時間が楽しい」と感じてもらうこと
  • 話すことより「聞けること」を大切にすること
  • 小さな反応を見逃さず、必ず認めること

1ヶ月後:指差しが始まる

週に1回のマンツーマンレッスンを続けて1ヶ月。
K君はまだ声を出しませんでしたが、質問に指差しで答えるようになりました。

“Which one is blue?”
そう聞くと、青いカードをそっと指差す。

「今日はblueを指差せたね」

そう伝えると、K君は恥ずかしそうに、でも確かに笑いました。

マンツーマンだからこそ、他の子と比べられることなく、K君のペースで進める。
この環境が、恥ずかしがり屋のK君には何より大切でした。


3ヶ月後:初めての「Yes」

転機は3ヶ月目に訪れました。

いつものように
“Do you like apples?”
と聞いたとき、K君が小さな声で、

「Yes」

と答えたのです。

私は大げさに喜ぶことはせず、自然に
「Great! You said “Yes”!」
と返しました。

恥ずかしがり屋の子にとって、過度な注目は逆効果になることもあります。
性格を理解した関わり方も、マンツーマンの強みです。

その日の指導報告書には、この出来事を詳しく記録しました。
後日、お母様から「主人と二人で泣きそうになりました」というメッセージをいただきました。


半年後:二語文が出始める

半年が経つ頃には、

  • “Yes, please”
  • “I like cats”

といった簡単な文を言えるようになりました。

声はまだ小さいものの、私の目を見て話せるようになっています。

ある日のレッスンでは、K君が自分から
“What’s this?”
と質問してくれました。

英語で自分から質問する。
これは、受け身から能動的なコミュニケーションへの大きな変化です。


1年後:忘れられない日

レッスン開始から1年が経ったある日。
お母様から興奮した様子で連絡がありました。

週末、世田谷公園での出来事です。
道に迷っている外国人観光客の家族を見かけたとき、K君が言ったそうです。

「ママ、あの人たち困ってるよ」

そして、自分から近づいて——

“Are you lost?”

覚えたての英語で話しかけたのです。

“Go straight.”
と指差しで道を説明し、
「Thank you」と頭を撫でられたK君は、嬉しそうに手を振っていたそうです。

「まさか、あの子が自分から外国人に話しかける日が来るなんて…」

お母様は、涙ぐみながら話してくださいました。


なぜK君は変われたのか

― マンツーマン英会話だからできた3つの理由 ―

1. 比較されない環境

マンツーマンだからこそ、他の子と比べられることがありません。
「まだ話せない」ではなく、「少しずつ話せるようになっている」。
その視点で成長を見守ることができました。

2. 強要しない指導

「話してください」「答えてください」と求めない。
指差しやうなずきも立派なコミュニケーションとして認める。
その安心感が、K君の心を開きました。

3. 小さな成功体験の積み重ね

指差し、Yes、二語文。
一つひとつは小さな変化ですが、それを丁寧に積み重ねたことが、
「自分はできる」という自信につながりました。


恥ずかしがり屋のお子さんを持つ保護者の方へ

恥ずかしがり屋は、決して短所ではありません。
慎重で、周りをよく観察し、一つひとつを大切に学べる——それは大きな強みです。

大切なのは、その子に合った学び方と、安心して挑戦できる環境。
グループレッスンが合わないからといって、英語が向いていないわけではありません。


都内で子どもの英会話に悩んでいる方へ

ビバイでは、恥ずかしがり屋のお子さんや、グループレッスンで自信をなくしてしまったお子さんを、マンツーマン英会話で丁寧にサポートしています。

お子さん一人ひとりの性格とペースを尊重し、「英語って楽しい」と感じられる時間を大切にしています。

最後に

K君は今もレッスンを続けています。
英語の歌を口ずさんだり、街の看板を読んだり。
英語が、日常の一部になっています。

「英語嫌い」だった子が、「自分から話しかける」ようになる。
それは、才能ではなく、環境と関わり方で生まれた変化です。

お子さんの小さな一歩を、私たちと一緒に見守りませんか。


Mai

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