英会話スクールに通い続けているのに「話せない」——その3つの理由と、個別指導が変えること

「英語スクールに1年以上通わせているのに、英語で話しかけると固まってしまう」 「楽しそうにレッスンには行くのに、日常会話では一言も出てこない」

そんな悩みを抱える保護者の方から、ご相談をいただくことがよくあります。

お子さんをせっかく英語スクールに通わせているのに、なかなか「話せる」ようにならない。これは決して、お子さんの能力の問題ではありません。集団でのレッスン形式が持つ、構造的な限界が原因であることがほとんどです。

今回は、グループレッスンで英語が「話せない」まま時間が過ぎてしまう3つの理由と、個別指導によって何がどう変わるのかを、具体的にお伝えします。


理由① 「話す時間」が圧倒的に少ない

まず、単純な時間の問題があります。

たとえば、1クラス8名のグループレッスンが60分あったとしましょう。先生の説明、クラス全体への問いかけ、移動や活動の準備にかかる時間を除くと、一人ひとりが実際に英語を「話す」機会は、多くても5〜10分程度です。週1回のレッスンであれば、1ヶ月で話す時間は合計20〜40分程度に過ぎません。

言語は、インプット(聴くこと・読むこと)だけでなく、アウトプット(話すこと・書くこと)によって定着します。特に「話す」という行為は、頭の中にある言語知識を実際に組み立てて使う練習であり、この量が少なければ、どれだけ長く通っても「話す力」はなかなかつきません。

英会話スクールで楽しそうに過ごしていても、1時間のレッスン中に英語を「話した」のは数回だけ、という状況は珍しくないのです。


理由② 「間違えても大丈夫な空間」がつくりにくい

子どもが言語を習得していく上で、「失敗してみること」は不可欠です。間違えた表現を使い、それを修正する経験を通じて、言語の感覚は磨かれていきます。

ところが、グループレッスンの場では、この「失敗」のハードルが上がります。

他の子どもたちの前で間違えることへの恥ずかしさ、笑われるかもしれないという不安——こうした感情は、特に慎重な性格の子どもや、少し年齢が上がった小学生には強く出てきます。結果として、「わかっていても答えない」「正確に言えないから黙っている」という姿勢が生まれやすくなります。

言語習得の分野では、こうした「間違いを恐れる気持ち」が学習を妨げることは、広く知られています(情意フィルター仮説)。グループの場では、この壁を取り除くことが構造的に難しいのです。

個別指導であれば、先生と自分だけの空間でやりとりが進みます。間違えても笑われない、試してみることを認めてもらえる——この安心感が、子どもを「話してみよう」という姿勢に変えていきます。


理由③ 進度とフィードバックが「個人」に合っていない

グループレッスンでは、クラス全体の進度に合わせてカリキュラムが進みます。理解が早い子に合わせれば、ついていけない子が置いてかれる。ゆっくり進めれば、もっと先に行きたい子が退屈する。どうカリキュラムを組んでも、全員にぴったり合わせることは、グループ指導の構造上不可能に近いのです。

また、先生からのフィードバックも、グループ全体に向けたものが中心になります。「あなたはここが苦手だね」「このポイントをもう少し練習しよう」という、個別の気づきを丁寧に伝えることは、多くの子どもを同時に見ている環境では難しくなります。

言語習得においては、「自分の今のレベルより少し上の内容に挑戦し続けること」が重要です(この考え方については、Krashenの「i+1理論」などの研究でも示されています)。個別指導なら、常にその子の現在地に合わせた内容を提供し続けることができます。


個別指導が変える3つのこと

話す時間が圧倒的に増える

マンツーマンのレッスンでは、60分のほぼすべてが「自分のための時間」です。先生とのやりとりの中で、英語を話す機会は飛躍的に増えます。グループレッスンの10倍以上の発話時間になることも珍しくありません。

その子だけのペースで進められる

理解できたら次へ、難しければ繰り返す——それをそのたびに判断しながら進められるのが個別指導の強みです。「早く進みたい」という子にも、「じっくり確かめたい」という子にも、完全に対応できます。

保護者にも成長が見える

ビバイでは毎月、指導報告書をお渡ししています。「今月は○○の表現を自分から使えました」「次回はこんな内容に挑戦します」といった具体的な記録が、保護者の方の安心と、お子さんのやる気を支えます。


英語スクールを否定したいわけではありません。集団の中で英語を楽しむこと、同じ年齢の子どもと一緒に活動することには、それ自体の良さがあります。

ただ、「話せるようになってほしい」「もっと積極的に英語を使ってほしい」という目標があるなら、今通っている環境が本当にその目標と一致しているかどうかを、一度立ち止まって考えてみることをお勧めします。


「続けること」と「変えること」のバランス

英語習得には、継続が欠かせません。ただ、「続けていれば必ずいつか話せるようになる」というわけでもありません。

話す機会が少ない環境で何年続けても、話す力がつく速度は限られています。一方で、発話の機会が豊富で、自分のペースで進められる環境に変えた途端に、みるみる自信をつけていくお子さんは少なくありません。

「うちの子は英語が苦手なのかも」とあきらめる前に、「環境が合っていないのかも」という視点で一度見直してみてください。

お子さんの英語が伸び悩んでいると感じているなら、まずは無料の体験レッスンにいらしてください。現在の状況をうかがいながら、何が合っているかを一緒に考えます。


Mai
ビバイについて、もう少し知りたい方へ

この記事でお伝えしたような考え方を大切にしながら、ビバイでは子どもの英会話を専門とする家庭教師サービスを提供しています。

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