【バイリンガル講師が解説】日本語話者が英語で間違えやすい5つのポイントと克服法|母語の干渉を理解する
「単語は覚えているのに、文章になると間違えが多い」「なぜか同じところで毎回つまずく」
そんな悩みを感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
子供英会話家庭教師ビバイ(bebai)のWです。
日本語を母語とする子どもが英語を学ぶとき、日本語の影響によって特定のミスが起こりやすくなります。言語学ではこれを「母語の干渉」や「転移」と呼びます。
私自身、バイリンガルとしてこれらの壁に何度もぶつかってきました。だからこそ、子どもたちが「なぜ間違えるのか」「どこでつまずくのか」が感覚的にも理解できます。
今回は、日本語話者が英語で特に間違えやすい5つのポイントと、バイリンガル講師だからこそ提供できる効果的な克服法をお伝えします。
母語の干渉と転移とは
母語の干渉とは、母語(第一言語)の知識や習慣が、第二言語の習得に影響する現象です。
たとえば、日本語に冠詞がないため、英語で「a」「the」を忘れてしまう。これは典型的な母語干渉です。
転移には、学習を助ける正の転移と、間違いにつながる負の転移があります。
脳は効率よく学ぼうとして、既に知っている日本語のパターンを英語に当てはめます。これは自然な学習過程ですが、日本語と英語は構造が大きく異なるため、ズレが生じやすいのです。
ポイント1:冠詞(a / the)
日本語には冠詞の概念がありません。そのため、「ある一つ」なのか「特定のもの」なのかを、英語では言い分ける必要がある点が大きな壁になります。
指導現場では、冠詞が抜けたり、不必要に「the」を付けてしまうケースがよく見られます。
克服の工夫
- a=ぼんやり1つ / the=はっきりあれというイメージで説明
- 初めて出てきた話題は「a」、2回目以降は「the」というシンプルなルール
視覚的に理解できるようになると、「これは初めてだからaだ」と自分で気づけるようになります。
ポイント2:複数形の s
日本語では複数でも語形が変わらないため、英語の「-s」を意識するのが難しくなります。
数を表す言葉があっても、「two cat」「many student」のように s が抜けてしまうことはよくあります。
克服の工夫
- 文を作ったあとに「2つ以上? → sは?」と確認する習慣
- 発音時に s の音を少し強調する
- ゲームや会話の中で自然に複数形を使う練習
「何か足りない気がする」と耳で違和感に気づけるようになると、定着が進みます。
ポイント3:語順の違い
日本語は「主語+目的語+動詞」、英語は「主語+動詞+目的語」。
この語順の違いから、「I apple eat」「I yesterday went park」のような文になりやすくなります。
克服の工夫
- Who(誰が)+Do(する)+What(何を)の基本型を徹底
- 日本語に訳さず、絵を見て英語で状況を説明する練習
- 時を表す言葉は「文の最初か最後」というルール化
基本パターンが体に入ると、語順の迷いは大きく減っていきます。
ポイント4:時制の表現
日本語では文脈で時を判断しますが、英語では動詞の形を変える必要があります。
そのため、「yesterday」と言っているのに現在形を使ってしまうことが起こります。
克服の工夫
- 過去・現在・未来をタイムラインで視覚化
- 「yesterday → -ed」「tomorrow → will」のようにセットで覚える
- 昨日・先週の出来事を過去形で話す練習
「yesterday」が出たら過去形、という反射ができるようになると安定します。
ポイント5:前置詞(in / on / at / to など)
日本語の「に」「で」と、英語の前置詞は単純に対応しません。
そのため、前置詞は最後まで悩みやすいポイントです。
克服の工夫
- in=中、on=上、at=点、というイメージ理解
- 「go to」「good at」など、よく使う形をセットで暗記
- 自分がよく間違える前置詞をメモして振り返る
時間はかかりますが、基本的な前置詞から徐々に安定していきます。
バイリンガル講師だからできる指導
私たちは、自分自身が母語干渉を経験してきました。
だからこそ、
- 「なぜその間違いが起きるのか」を日本語で説明できる
- つまずきやすいポイントを事前に予測できる
- 「先生も同じところで悩んだ」という共感ができる
という強みがあります。
家庭でできるサポート
- 間違いを責めず、「惜しいね」と前向きに声かけ
- 同じ間違いを一緒に振り返り、パターンに気づかせる
- 英語を英語のまま理解する環境(絵本・歌・動画)を作る
- 完璧を求めず、長い目で見守る
母語の干渉は、成長の途中で必ず通る道です。
まとめ
日本語話者が英語でつまずきやすいポイントは、
- 冠詞
- 複数形の s
- 語順
- 時制
- 前置詞
これらはすべて、母語の干渉という自然な現象によるものです。
適切な説明と練習があれば、必ず改善していきます。
「なぜ同じところで間違えるのか」
その理由が分かれば、英語学習はもっと前向きになります。
W
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